2024年9月23日にASC認証を取得しました。
ASC認証は、水産養殖業における持続可能性と社会的責任を保証する国際的な認証制度です。
「環境・社会に配慮した責任ある養殖」を促進し、消費者に信頼できる選択肢を提供することを目的としています。
【正式名称】
Aquaculture Stewardship Council(水産養殖管理協議会)
【設立】
2010年にWWF(世界自然保護基金)とIDH(オランダ持続可能貿易イニシアチブ)によって設立された非営利団体
【本部】 オランダ
【認証サイト】 HOME-ASCjapan
1. 魚種別のASC認証規格(Species-specific Standards)
ASCでは、各養殖魚種に対して個別の基準を設けています。代表的な魚種には以下があります。
魚種 / 製品 | 規格名(英語) |
---|---|
養殖サケ | Salmon Standard |
ティラピア | Tilapia Standard |
パンガシウス(バサ) | Pangasius Standard |
エビ(バナメイ・ブラックタイガーなど) | Shrimp Standard |
トラウト(ニジマスなど) | Freshwater Trout Standard |
カキ、ムール貝などの二枚貝 | Bivalve Standard |
アワビ | Abalone Standard |
海藻類 | Seaweed Standard |
平目・ヒラメ | Flatfish Standard |
セルラフィッシュ(ウナギ等) | Seriola and Cobia Standard |
2. 加工・流通業者向けの認証:CoC(Chain of Custody)認証
ASCラベル付き製品を取り扱うすべての企業(加工、包装、販売など)は、CoC認証(管理の連鎖認証)が必要です。
これにより、サプライチェーン全体でASC製品が他の非認証製品と混ざらないよう管理されます。
3. 結合規格(Joint Standards)
一部の規格は、MSCとの共同認証で提供されています。
4. 農場グループ認証(Group Certification)
小規模な養殖場がグループとして認証を取得できる仕組みもあります。これにより、コストを抑えつつ認証取得が可能です。