

SDGsとは
2015年9月の国連サミットで採決され、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。『誰も取り残さない』との理念の下、17の目標と、これに関連する169の具体策を設定しています。一方、コロナ禍のように、自国のみでは解決できないこともあり、2030年は通過点と言われています。

貧困をなくそう
2023年11月にセカンドリーグ神奈川と協働連携に合意し、食品ロスの対策と食品寄贈による貧困をなくす取組で社会貢献できるように努めてまいります。
募金型自動販売機「かながわ未来応援自動販売機」を利用して、清涼飲料を1本購入する毎に1円をボランティア・ベンダー協会を通じて「神奈川県子ども・子育て基金」へ寄付しています。

餓死をゼロに
2021年10月1日に国連WFP協会評議会へ加入。飢餓と貧困をなくすことを使命とする国連WFPの活動に協賛し、企業としての支援を行っています。

全ての人に健康と福祉を
平成28年4月(2016年)に横浜南部市場内に工場移転するとともに一早く大日本水産会のHACCP認定に向け動き出し、平成30年10月(2018年)HACCP認定(マグロたたき、マグロ解凍柵)。HACCPの手法を他の製造商品にも活用し「安心・安全」と健康的な魚を提供できるように努めております。
この様に、HACCPは製造工程を細分化し、工程ごとのリスク管理を行います。これにより、問題がある商品の出荷を防ぐことができます。万が一、食品事故が発生した場合でも、どの工程に原因があるのかを迅速に究明し対応することができます。
HACCP(ハサップ)とは
HACCP(ハサップ)は、食品の安全を確保するための管理手法です。危害要因分析(HA)と重要管理点(CCP)を設定し、継続的に監視・記録することで、食中毒や異物混入を防ぎます。日本では2021年から食品関連事業者に義務化され、食品の安全性向上や品質の安定に役立ちます。

そして、2024年7月にFSSC22000を取得し、国際基準に基づいた食品安全マネジメントシステムを構築・運用することで、食品事故のリスクを最小限に抑えることができます。
また、教育訓練や内部監査を通じて、従業員一人ひとりが食品安全に対する意識を持ち、組織全体でのレベルアップが図れます。
PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを基盤とするため、食品安全マネジメントが継続的に向上し、法規制や顧客要求への対応力が強化され、コンプライアンス違反のリスク低減につながります。

質の高い教育をみんなに
関東学院中学校の「探究的な学びの一環としての企業訪問」に協力をさせていただきました。 工場見学を通じて、製品がどのように生産され、流通を経て店頭に並ぶまでの過程を説明します。
また、企業紹介では、私たちの社会貢献への取り組みや、水産業界の課題について、まずは知ってもらい、理解を深めていただくことを目的としております。
これらの体験を通じて、ものづくりの現場や企業の役割について、より身近に感じていただければ幸いです。

働きがいも経済成長も
直近5年間で採用した正社員34名のうち、19名が女性となっており、 女性の活躍を雇用面から支えています。 外国籍の従業員が109名と全従業員270名の約4割となっており、国籍にとらわれない採用を行っております。
当社ではいち早く65歳定年を取入れ、65歳以降も条件によっては 再雇用を行っており、2025年3月現在では65歳以上の方が31名在籍しています。

つくる責任 つかう責任
具体的には、たたき用の原料をトリミングする際に出る端材を「まぐろハンバーグ」として商品化。これにより、廃棄を抑えるだけでなく、新たな価値を持つブランド商品として展開し、利益向上にもつなげています。
鮪ハンバーグ
鮪端材を使用した水産ハンガーク加工段階で、鮪の柵どりをする際、端材がでます。多くの端材は、ロスに回されます。この端材に、付加価値をつけ、美味しい水産ハンバーグをご提供させて頂きます。

刺身用に向けた鮪からでた、生食可能な鮮度の良い端材です。

本鮪、鉢鮪の原料を使用。

最終製品化へ繋げます。

横濱屋本舗ネットストア
海の豊かさを守ろう
「MEL認証水産物の卸、梱包・再梱包、二次加工・高次加工・最終加工」でMEL流通加工段階(COC)認証を取得し、当社が運営する飲食店での商品提供を通して「環境や資源にやさしい製品」「原料の持続的な調達」「SDGs達成に向けて」積極的に貢献できるよう努めてまいります。
限りある水産資源の保全、持続性に向け、真摯に取り組んでおり、日本水産資源保護協会より、2021年10月4日にMEL流通加工段階(COC)認証されました。なお、当社運営の横濱屋本舗食堂も 日本で初めて同時に認定されました。
2024年9月23日にはMSC/ASC認証を取得し、持続可能な調達・生産体制の強化や廃棄物削減やエネルギー効率向上など環境負荷の低減に取り組んでいきます。
またグローバルサステナビリティ戦略の一環として輸出時の信用力向上を図り、海外展開を目標に取り組んでいます。地域社会や環境保全活動へ協働を進めてまいります。

パートナーシップで目標を達成しよう
横浜市大立大学国際商学部柴田ゼミと㈱横浜食品サービスは「SDGs貢献活動」「ブランド価値の共創」をマーケティング視点で取り組むプロジェクトを立ち上げ、「おさかなお弁当」を含む一連のマーケティングを実践しました。
横浜市立大学国際商学部柴田ゼミの学生と共に食品ロス削減を土台とするプロジェクトを立ち上げ、そのままでは商品として売ることができない端材を活用した商品開発やブランド価値を高める商品開発を行いました。

- お客様の声を反映させたハーフ丼
- 端材を活用した「おさかなお弁当」と「まぐろハンバーグ」
横浜市立大学柴田ゼミが当社とコラボ活動した研究において受賞されています。
■柴田ゼミが日本学生経済ゼミナール関東部会主催の第61回インナー大会において、初出場で最優秀賞の快挙!
詳細はこちらからご覧になれます
■柴田ゼミがアグリカルチャーコンペティション2021において、優秀賞を受賞しました!
詳細はこちらからご覧になれます
SDGsもったいないシールを救え!
おさかなアート大作戦
【資料提供 柴田典子ゼミナール】

はじめにー私たちについて
本プロジェクトは横浜市立大学国際商学部の柴田典子ゼミナールに所属する学生5名と、株式会社横浜食品サービス様との産学連携活動により実現
- 株式会社横浜食品サービス様とは
- 横浜市金沢区の横浜南部市場に本社を置く、水産物を中心とした総合食品卸売加工会社
- 首都圏の大手量販店(スーパーマーケット)などが主な取引先
- 柴田典子ゼミナールとは
- マーケティング論(特にブランド論、消費者行動分析)を中心に理論と実践を往復しながら学びを深めていくことを特徴としている
- 企業と連携し、食品ロス削減に関する広報・普及活動から商品開発までを手がける
はじめにー横浜食品サービス様との連携活動

どんなプロジェクト?
小学校の学童にて、廃棄予定のシールで魚のシールアートを行ってもらうことで、魚に興味を持ってもらうとともに、シール廃棄問題に対処するための活動

貼って、学んで、好きになる
活動の背景ー先輩の活動
2022年に柴田典子ゼミナールに所属する学生が、横浜食品サービスの子会社である横濱屋本舗の店頭(飲食店)にて廃棄シールを用いたシールアートを実施。

活動の背景ー何のため?

初回活動概要
2025/09/03(水)のさかなの日に横浜市金沢区にある小学校の学童にて実施。
子どもたちにシールと台紙を配布し、お手本を持って回りながらサポートに当たる。

6種類の魚を用意し、それぞれにクイズを記載。
マグロとエビが圧倒的人気!シールは単色が人気。


今後の見込み
この活動では、50人の参加でシール消費1,500枚と予測。
横浜市の学童約80施設で年に2回実施できた場合、年間24万枚のシール削減に つながると想定。
→より規模を拡大したり、メディアに取り上げていただくことで「廃棄シール問題」 を社会に発信
→シールが大量に余る根本の原因を発信することで、廃棄シールが少しでも減るよ うに活動を続けていきます
当社は神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」に登録されました
「かながわSDGsパートナー制度」は、持続可能な社会の実現に向けて、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に積極的に取り組む企業・団体・教育機関等を神奈川県が登録・公表し、県と連携してその取組を広げていく制度です。
今後も、持続可能な社会の実現に貢献できるよう、より一層SDGsの理念に基づいた企業活動を推進してまいります。